[クリサジークについて]
プラシュスキー・クリサジークは、
チェコ共和国原産の超小型愛玩犬です!!!
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プラシュスキー・クリサジークとは、
チェコ語で「プラハの小さなねずみ捕り」という意味です。
歴史
血統証明書
外見と性格
日本でのクリサジーク
ボニタツェとは
飼う時の注意点


歴史

クリサジークはチェコの歴史と関わりの深い犬です。
王族や貴族の抱き犬として大切にされ、チェコの国王がヨーロッパ諸国の王族へ外交上の重要な贈り物とした時代もありました。が、貴族の栄枯衰退と共に絶滅状態に。その復興に着手したのは1960年代、成功したのは1990年3月、たった8頭の犬からでした。
1990年にチェコでクラブが設立され、2017年現在では、世界で5500頭強がチェコの首都プラハを中心にヨーロッパ、アメリカ、日本の家庭で愛されています。


血統証明書

2017年現在、世界でも5500頭程、日本では110頭強の彼らは、FCI未公認犬種なのでJKCでは扱われません。血統証明書はチェコケンネルクラブ(CMKU )発行となります。

チェコにクリサジーク・クラブが出来てから、クリサジークは個体番号を持ち、すべてのクリサジークは個体番号で管理されています。

外見と性格

クリサジークは、チワワと並ぶ超小型犬で、体高21〜23cm。体重2〜2.5kg前後、毛色は主に「ブラック&タン」で、ほかに「黄色」「茶色(ブラウン&タン)」「赤」「メルレ(ブチ)」「ブルー&タン」「パープル&タン」(2015年6月時点)の7色です。
一見弱々しい体型ですが、遺伝的疾患も少なく元気。性格も明るくフレンドリーですが、大型犬にむかっていく勇ましいところもあります。イキイキとして活発敏捷。走行は非常に速く巧み、素晴らしい嗅覚を持ち、遊び上手な甘えん坊。三度のごはんより人間の膝が好きだと言われています。反面、孤独を嫌い、一人には弱い犬種です。

日本でのクリサジーク

珍重種であるクリサジークがチェコ共和国から日本にきたのは1998年。ナチスに虐待されたチェコの村における<世界平和>をテーマとした世界的アート・ボランティア活動に日本人彫刻家が参加し、現地の芸術家と深く交流を持ち、彼らからの友好の証として贈られたのが「プラシュスキー・クリサジーク」でした。
プラハを中心とするチェコ国内で、大切に繁殖されてきたため国外へ出ることは稀で、ほとんど知られていなかったのですが、クリサジークを世界で愛される犬に…というクラブの願いを受け入れ、彫刻家の娘である山口さんが繁殖に着手。夫の仕事でチェコに移住したのをきっかけに犬種の勉強を始め、現在ではチェコのクリサジーク・クラブの正会員であり、チェコでも3人しか居ないボニタツェ検査員の資格を与えられました。結果、クリサジークを繁殖できるのは、2007年現在、チェコ、日本、スイスの3カ国です。

ボニタツェとは

クリサジークは、チェコでしか血統証明書が出ないため、チェコの規約に従って繁殖しなければなりません。一番大きな約束は「ボニタツェ」です。これは成犬となって繁殖をして良い犬かどうかの検査であり、クリサジークとしての個体の短所と長所を知るための成犬検査です。特に繁殖を希望する犬は1歳〜1歳半の間に必ずこれを受け、合格しなければ繁殖できません。
合格した犬の血統証明書は一旦、PKJを経てチェコのクラブに送られ、そこで合格の印を入れた後、飼い主に返却されます。血統証明書に合格の印がある犬だけが繁殖を許されています。
また、繁殖にもいろんな約束事があります。

飼う時の注意点

クリサジークは超小型で足が細い体型なのに俊敏なため、日常において骨折などの事故が起こりやすい犬種です。また、フレンドリーで大らかなので子供やほかの動物とも仲良くできる反面、敵と見なしたものや大型犬などに向かっていく勇敢さが裏目に出ることもあるので、同居する子供や動物の性格がその後を左右する場合もあります。また、超小型だからと運動を怠ったりすると、筋肉が弱ったりホルモンの調子を崩したりして虚弱体質になる場合がないとは言えません。適度な散歩は大切にしましょう。
人と一緒にいることをたいへんに好む犬なので、一緒に遊んだり、一緒にどこかへ行くことを楽しみましょう。
短毛で寒さには弱いです。寒い時期は暖かく過ごせる環境を作って上げて下さい。なおペットヒーターなどを使用する場合は低温やけど等に十分注意してください。
後は普通に犬を飼う場合のように、清潔を心掛け、コミュニケーションをとり、良質な食事を与え、家庭のルールを守らせて楽しく暮らして下さい。