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2003年10月、チェコ共和国公式「プラシュスキー・クリサジーク・クラブ
(Klub Pratel Psu Prazskych Krysariku)」の日本支部(現在は協力団体)として
「プラシュスキー・クリサジーク・クラブ・オブ・ジャパン(PKJ)」が
設立されました。


世界でもまだ大変珍しいこの犬とチェコで出会い、
日本に連れて帰ることになったのは2000年の春のことです。
1998年、家族でチェコへ渡るとき、唯一クリサジークが載っていた
犬種図鑑を開きながら、この小さな犬にやっと会うことが出来るのだと、
胸躍らせたことを懐かしく思い出します。
そして出会ったクリサジークは想像していた以上に魅力的で明るい犬達でした。
膝の上が大好きで、賢くて、元気で。

あれから5年、数頭だったクリサジークも現在では40頭、
飼い主さんたちの交流も始まっています。
そして今までの日本での努力が認められ、公式なクラブがスタートしました。
これからは支部として、全てチェコのルールに則り、血統管理をしてゆきます。
日本でもボニタツェという成犬の検査が始まり、生まれたクリサジークたちには
チェコ公式ケンネルクラブ(CMKU)の発行する血統証明書がチェコから届きます。

チェコの「世界の人々に愛される犬になることがFCI公認犬種になるための近道」だ
との考えからこのようなことが実現しました。
私達は<日本支部設立>の奇跡に感謝しながら、まじめに、あせらず、
本国に恥じることのないクリサジークを日本で広めて行けたらと思っていますので、
気長にお付き合いいただければ幸いです。
私達は、クリサジークという犬種を広く知っていただくため、
いろいろな形で紹介をしていくつもりです。
このホームページでも随時クリサジーク情報をお伝えしてゆきますので
元気で愛らしいクリサジークのこれからをどうぞご期待ください。

最後に・・・・

子犬たちは、暖かな家庭の中で母犬と共に成長し、暖かな手から
新しい家族の手へとゆだねられます。

冷たい箱の中に入れられることもなく、
興味本位のたくさんの視線にさらされることもなく・・・。
これがPKJの大切にしていることの一つです。
そんな普通の幸せをもっと多くの子犬たちが手に入れられる日が来るよう願っています。

2003年10月10日
PKJ名誉代表  山口 環